学生奨励賞
受賞者
石丸 真帆 (イシマル マホ)氏
慶應義塾大学大学院 理工学研究科 修士2年
(研究テーマ)蒸発および凍結によるウルトラファインバブル水の濃縮技術の開発
授賞理由
受賞者はウルトラファインバブルの水中からの分離・濃縮に関する研究に取り組んでいます。その成果はドイツでの国際会議MMPE2022、2つの混相流シンポジウム(2022)および化学工学会秋季大会(2022)で発表されました。とくに「ウルトラファインバブルの連続蒸発濃縮技術」についてはその商用化製品開発にも貢献しています。以上の功績を讃え学生奨励賞を授与いたします。
滝澤 史雄 (タキザワ フミオ)氏
新潟大学大学院 医歯学総合研究科 博士後期課程3年
(研究テーマ)オゾンウルトラファインバブル水の消毒液応用に向けた基盤研究
授賞理由
受賞者は,新潟県内企業と協力しオゾンウルトラファインバブル水発生装置の開発・改良を行っています。また作製したオゾンウルトラファインバブル水の殺菌作用を解析しました。この成果は令和4年度新潟大学フェローシップ支援事業への採択を導きました。また日本歯周病学会学術大会(2022)および国際学術誌PLOS ONE(2023)にも掲載され、ファインバブル技術の産業発展に貢献しました。以上の功績を讃え学生奨励賞を授与いたします。
受賞歴
2022年 | JSTフェローシップ事業未来健康科学硬度人材育成フェローシップ (令和4年度新潟大学) |
田口 虹太 (タグチ コウタ)氏
慶應義塾大学大学院 理工学研究科 修士2年
(研究テーマ)スチーム混合ガスの急速凝縮によるウルトラファインバブル水の連続生成
授賞理由
受賞者はスチームとガスの混合蒸気を用いた新規のウルトラファインバブルの製造技術の発明に関する研究に取り組んでいます。その成果は混相流シンポジウム2022および2023、国際会議MMPE2022でポスター発表されました。内容の一部は共著者として学会論文誌Chemical Engineering Scienceで公開しており、さらに本発明による特許は国内企業において商用化開発が進められています。以上の功績を讃え学生奨励賞を授与いたします。
中嶋 玖瑠美 (ナカジマ クルミ)氏
慶應義塾大学大学院 理工学研究科 修士1年
(研究テーマ)パイプラインを通過する水中ウルトラファインバブルの損失
授賞理由
受賞者は長いパイプラインを流れる水中のウルトラファインバブルの耐久性の研究に取り組んでいます。その成果は流体関係の国際会議(ICMF2023)と農業関係の国際会議(ISPFB2023)で発表され、混相流シンポジウム(2023)ではBest Presentation Awardを受賞しました。さらに候補者の結果は現在国際標準規格として提案されています。以上の功績を讃え学生奨励賞を授与いたします。
受賞歴
2023年 | 日本混相流学会 混相流シンポジウムBest Presentation Award受賞 |
藤田 えりか (フジタ エリカ)氏
慶應義塾大学大学院 理工学研究科 修士2年
(研究テーマ)ウルトラファインバブルを用いた流路壁付着汚れ洗浄の光学的評価
授賞理由
受賞者は2021~2022年にかけてドイツ・ハンブルク工科大学に留学し、慶應義塾大学との国際共同研究「ミニチャネル内の汚れのウルトラファインバブルによる除去」について取り組みました。ドイツの優れた気泡観察技術を日本のウルトラファインバブル洗浄の可視化・評価に応用しています。この成果は日独共同の成果として国際会議MMPE2022で発表されました。以上の功績を讃え学生奨励賞を授与いたします。
宮野 勉 (ミヤノ ツトム)氏
慶應義塾大学大学院 理工学研究科 修士2年
(研究テーマ)粘弾性体中壁⾯近傍におけるレーザー誘起気泡の⼒学
授賞理由
受賞者は「ファインバブルの体積振動に起因する機械的作⽤を利⽤した医療応⽤」に着⽬し、その基礎的理解のため、固体⾯近傍のレーザー誘起ゼラチン気泡の運動の可視化に取り組み、国際学会MMPE2022 ではベストポスター賞を受賞し、国内外から高い評価を受けています。以上の功績を讃え学生奨励賞を授与いたします。
受賞歴
2022年 | ベストポスター賞 4th International Symposium on Multiscale Multiphase Process Engineering (MMPE) |
森下 海都 (モリシタ カイト)氏
高知工業高等専門学校 専攻科 2年
(研究テーマ)ソノルミネッセンスを指標としたウルトラファインバブルの評価に関する研究
授賞理由
受賞者は「ウルトラファインバブルと不純物の識別」に関する研究に精力的に取り組み、化学工学会秋季大会(2021)での優秀発表賞受賞をはじめ、日本オゾン協会研究講演会2021、混相流シンポジウム2022および2023、第18回ファインバブル国際シンポジウム(2022)、国際学会ICMF2023 においてファインバブルに関する研究発表の実績を持っています。以上の功績を讃え学生奨励賞を授与いたします。
受賞歴
2021年 | 化学工学会第52回秋季大会反応工学部会優秀発表賞 |